ハーレーD.X.

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手間がかかるが「パンヘッド」はおすすめ

太陽の光とハーレー

ハーレーは歴史のあるバイクなので、いわゆる旧車と呼ばれるヴィンテージバイクも人気が高いです。ハーレーの旧車愛好家の中でも特に人気が高く、これからハーレーの旧車を購入しようかと検討している人におすすめなのが「パンヘッド」です。
パンヘッドは、ナックルの後継エンジンとして1948年から65年まで作られたエンジンで、ハーレーの黄金期とも呼ばれている時代にエンジンとして採用されていました。名前の通り、鍋のような形状をしたロッカーカバーが特徴的です。同じパンヘッドでも1950年からはロッカーカバーの形状が薄くD型リングが挟まれているなど若干マイナーチェンジされています。

パンヘッドの旧車ハーレーで特に人気が高いのは、リジッドフレームのハイドラグライドでしょう。55年に作られたエンジンからは60馬力にアップしたり、ロッカーカバーのD型リングが強化されオイル漏れがほとんど心配なくなったことなども要因としてあげられます。ただし、ハイドラグライドはリアサスが搭載されていないので、長時間のツーリングなどを考えている人でパンヘッドを検討している場合はハイドラグライドではなくリアサスが取り付けられたモデルのデュオグライドを選んだほうが良いかもしれません。

パンヘッドの魅力は人によって異なりますが、独特のドライ感のあるエンジン音やあのモダンレトロな外観に感じる人が多いです。

ツーリングの途中

パンヘッドに限らずですが、旧車というのは非常に手間がかかります。55年からのロッカーカバーはオイル漏れしにくくなっているとは言え、これだけの年月が経っていると劣化は当然していますし漏れることも多いでしょう。他にもあらゆる点で、トラブルも生じます。しかし、いわゆる旧車愛好家というのは、このトラブルを楽しんでいるとも言えるのです。
そもそも状態のいいものが出回っていることが稀で、修理やレストアなどをするのが大前提です。

現行モデルにはない旧車ならではの楽しさは人によっては沼のようにハマっていきます。