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フリスコスタイルとは

チョッパー1

ハーレーをはじめとするアメリカンバイクには、いろいろなカスタム方法がありますが、一番車体のイメージを変えてくれるのが、チョッパーです。
チョッパーとは、ハーレーなどのオートバイにて、ある部分のぶつ切りや取り除きなど大幅な改造をすることです。ハーレーを大きくイメージを変えるためには、フロントフォークを交換する手段があります。例えば、極端なアップハンドルにしたり、ロングフォークを採用するなどの手法があります。

その手法の一つに、フリスコスタイルがあります。それは、ロングフォークチョッパーです。
フリスコスタイルは、サンフランシスコの街並みを走り抜けるために開発されたパーツで、すり抜けしやすく街乗りに適したパーツです。小さいハンドルを採用し、ミラーもコンパクトにすることで、すり抜け時も車のドアミラーに接触する可能性が少なくなるのです。

フリスコスタイルを採用するハーレーは合わせて、ハイステップにすることも多いです。ハイステップにする理由は、すり抜け時に、ステップが縁石に当たってしまうことを防ぐためです。フリスコスタイルはサンフランシスコ発祥ですが、徹底的に渋滞対策のためにすり抜けしやすいスタイリングとなっています。

チョッパー2

フリスコスタイルに相反するスタイリングとして、「ホバー」が挙がりますが、ホバーはもともとダートトラックを走るためのレーサー仕様で、レースをするために装備を見直し、不必要なパーツを一切排除することがポリシーとなっています。ホバーの場合は、前後のフェンダーを短く切り落とすボブというスタイリングがとられていて、泥詰まりを避ける仕様となっていて、そのことによりホバーというネーミングがつけられています。
フリスコとホバーの決定的な違いは、レースに関わりがあるかどうかです。

また、フリスコスタイルを採用することで、オートバイのシート高を調整できるので、ライダーの体型に合わせたハーレーを手に入れることも可能です。